フロントフォークダンパーオーバーホール
整備履歴が不明なフロントフォークをオーバーホールしました。

基本的にサービスマニュアルに従って進めます。

ダンパーを車体から取り外す前に、トップブリッジとハンドルのクランプボルトを緩め、フォークボルトを緩めておきます。

まず左側から。
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ダンパーを取り外したらフォークボルトを取り外しますが、今回は前オーナーがやったとみられるアジャスタの取り付け不良を直すため、ロッドからアジャスタごと取り外しました。

スペーサー、スプリングシート、スプリングを取り出し、ダンパーを逆さにしてフォークパイプとロッドをストロークさせながらオイルを抜きます。
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左側からは真っ黒な液体が出てきました。
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ボトムケースの底にあるボルトを緩め、カートリッジ式のフォークピストンを抜きます。

左側ダンパーのこのボルトはかなりキツく締まっていて、手の力では全く緩みませんでした。エアーインパクトレンチでもダメでした。
というより、長い六角棒ソケットしか合うものが無かったのでそれを使いましたが、6mm六角棒は長いとねじれてしまって力が逃げていました。
現物に合わせた長さの六角棒を切り出し、エアーインパクトで再チャレンジ。瞬殺でした。

次に、ダストシールを外し、オイルシールを留めているストッパーリングを外したら、フォークパイプを勢いをつけてガン・ガンと引っ張り、フォークパイプ、スライドブッシュ、ガイドブッシュ、オイルシールごと抜き取ります。
この方法でやるとスライドブッシュとガイドブッシュ、オイルシールは再使用不可となります。
ドレンボルトも取り外し、以上で分解完了です。ダンパーカートリッジは分解しません。できません。
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スプリングの自由長は296mmほど。標準値295mmより長いですけど大丈夫ですかね(笑)
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全てのパーツの洗浄が終わったら、消耗部品を新品パーツに交換して組み立てます。
フォークパイプにスライドブッシュをはめてガイドブッシュとリングを通し、ボトムケースに差し込み、ガイドブッシュを圧入します。オイルシールを挿入したらストッパーリングをはめ、オイルを注入。ここでは規定量の384ccより多い400cc入れました。
フォークパイプとピストンロッドをストロークさせてオイルを行き渡らせつつエアを抜き、落ち着かせたら、規定の油面高さ160mmになるよう、余分なオイルを吸出しました。
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次に右側も同様に進めます。

右側ダンパーから抜いたオイルは濁りがほとんど無く、まだ赤い色をしていました。
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同様に分解。
右側のボトムのボルトは簡単に緩められました。
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オイルの充填が終わったら左右とも、ダストシール、スプリング、スプリングシート、スペーサ、ストッパーシートを取り付け、アジャスターが正常に12クリックの調整範囲となるよう注意してロッドに取り付け、フォークボルトをフォークパイプにねじ込んだら組み立て完了です。
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と、分かりきった手順を淡々と書きましたが、内部の構造を理解していないので、かなり手伝ってもらったのはここだけの話(笑)

今回の分解で判明したのは、ダンパーカートリッジの底部に装着するオイルロックピースが左右とも酷い傷み方をしていました。キズの状況から明らかに以前の分解・組立時に付いたものに違いないです。替えの部品を用意していなかったのでそのまま組みましたが、次回は要交換です。

また、フロント足回りを取り外した無負荷のステムを左右に振ってみると、あのクリック感が。。。
あるあるですがステムベアリングもダメですね。こんな事もあろうかと部品は手配済みです。

今日のところはフロントを元通りに戻し、次週、またバラしてステムの整備に移ります。
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# by group-a | 2019-03-17 20:21 | NSR250R | Comments(0)
洗浄効果
オイル交換後のエンジン内部の洗浄効果を確認します。

新しいオイルにワコーズのエンジン内部洗浄剤を添加しました。
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スラッジで汚れていたエンジン内部がどれぐらい洗われるのか見ていこうと思います。

まず、オイル交換直後の汚れの状態。
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クラッチのプレッシャープレートにキレイに放射状の汚れがついています。キレイなのかキタナイのかw
この時は確か、全体がこの状態だったと記憶しています。

40km走行後
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だいぶ地が出てきましたが、1枚目の写真と場所が違うので正確な比較が出来ないため、今後は同じ場所で見ていこうと思います。

ということで、"MADE IN JAPAN" と書かれている場所です。今ここが一番汚れていて、他はだいぶアルミの地が出てキレイになっていました。
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84km走行後のこの状態からどう変化していくか、時々見ていきます。

こんな汚れがエンジン内部の全体にあるはずで、これが洗われて落ちていくと、かなりの早さでオイルが汚れていくと思われます。ある程度キレイになったら早めにオイル交換したほうが良さそうですね。

それにしても、汚くなる原因のほうが問題なわけですが。
# by group-a | 2019-03-10 11:44 | GSX1100Sカタナ | Comments(0)
テスト走行
キャブO/Hとオイル交換が完了したカタナのテスト走行です。

今日は関東地方で春一番が観測されたそうです。確かに、めっちゃ風が強かった。そういや関東でナントカ一番が観測されなかったってニュースになってた気がしましたが、昨冬の木枯らし一番でしたね。もう春一番ですか。
「春一番」で思い出すのはキャンディーズのヒット曲。でも、春の強風、春の嵐、は呑気なモンじゃないです。春も気象が不安定な時期で、非常に強い風が吹く春の嵐はこのあとしばらくの間、注意が必要です。
そして花粉。
昨日も今日も猛烈な飛散。昼間はずっとマスクをしていましたが、長時間屋外にいたので、このブログ記事を書いている今はグッタリしています。

さて、今朝は整備が完了したカタナをテスト走行させてきました。

オーバーホールしたばかりのキャブでエンジン始動した直後は、1番がハナから詰まっていて3発になるトラブルがありました。再発の恐れもあるので様子を見ながら宮ヶ瀬まで走りましたが、すこぶる快調でした。
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アイドリングは安定しており、走っていてもエンジンの回りがスムーズです。このあたりは同調を取ったことによる効果でしょう。ひとまず問題なく安心しました。

テスト走行前のクラッチの汚れ。
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クラッチのプレッシャープレートが、中心から外周に向けて放射状に黒く汚れています。これは酷い。

オイルポンプで圧送されたエンジンオイルは、トランスミッションのカウンターシャフトを通ってクラッチにも供給されます。このオイルがプレッシャープレートの中心に達して隙間から出てきたものだと思われます。
新しく入れたオイルとワコーズの添加剤の効果でこの汚れが落ちてくれると良いのですが。

40kmほど走ったあとの様子を見ると汚れが落ちているような気がしますが、見ている場所が違うので、正しい比較は出来ませんね。
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もうしばらくすると判るでしょう。

ところで、今日エンジンを始動した直後から、エンジンまわりから変な臭いがしていました。テスト走行中も信号などで停まるとその臭いがしてきます。特徴的な臭いなのですぐに分かりましたが、エキパイのアタッチメントに挟んだガスケットですね。

帰宅してバラしてみると、完全に焼けていてパリッパリです。
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やっぱり紙では熱に耐えられませんでした(笑)

そういうわけで、銅パイプのエキゾーストガスケットを買ってきました。
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キタコのホンダ用ガスケットXH-13で、CBR1000XXやCB1300SFなどで使われるものです。

これをアタッチメントとエキパイの間に挟みます。締め込むと銅パイプは潰れるので密着性が上がるはず。これでどうでしょうか。
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# by group-a | 2019-03-09 23:13 | GSX1100Sカタナ | Comments(0)