VJ21A再生計画:キャブレター(左)の組み立て
まず、一番最初に分解のとき最大の難関だったエアースクリューを取り付けます。
固着まではしていないもののスクリューの回転がかなりキツかったので、雌ネジをきれいにするためにタップを通したいところですが、エアースクリューの特殊なピッチのタップはありません。
ですので、取り外した古いエアースクリューの頭をヤスリで整えて、逆向きにしてキャブレターボディの穴にネジ込み、スクリューの通りを良くしておきました。
13269-10200 スクリュ 798円
ネジ山の部分にはシリコングリースをごく少量、塗布しておきます。
そして、用意したジェットドライバーで慎重にねじ込みます。
戻し量は、サービスマニュアル記載の規定量、1.5回転戻しとしておきました。
引き続き、その他の部品を交換します。
13383-12C20 ニードル,ジェット TYPE K,LH 6FLD72-56-2 1102円
09492-27003 ジェット,パイロット,27.5 TYPE K 588円
09491-52006 ジェット,メイン,260 TYPE K 451円
09494-00647 ジェット,ニードル,P-2 TYPE K 1522円
13452-12C00 リング 147円
13236-12C00 フィルタ 514円
メインジェット#260(K型)
ちなみに横にあるのはルーペ。刻印の小さな文字は、老眼の目だけでは全く見られません(泣)。
ニードルジェットP-2(K型 左側用)
パイロットジェット #27.5(K型)
リング
ジェットニードル 6FLD72-56-2(K型 左側用)
スロットルバルブ・ピストン
このちっぽけな部品が5617円もするのでビックリ!
フューエルフィルター
さて、順次部品を取り付けていきます。
まず、パイロットジェットとニードルジェット、メインジェット。
フューエルフィルターの取り付け。
※これは間違い! → クリップ位置の修正について
13247-02340 スクリュ,ドレーン 168円
スクリュのネジ部とOリングにシリコングリースを塗布して、Oリングをセットします。
次に、パワージェットのホースを交換します。
パワージェットホースは本来ホース内にジェットが組み込まれているはずですが、ついていたのはただのホースでした。ホースが膨らんでいる部分にジェットが挿入されています。
スロットルストップスクリューを調整して、スロットルバルブのすき間を0.7mmにします。