RGV250ガンマのキャブ取り外し
VJ21A、VJ22Aを持っているひとには当たり前すぎて目新しいネタはありませんのでスルーして下さい。
1988年にフルモデルチェンジして発売されたRGV250ガンマは、それまでのRG250ガンマとは車体もエンジンも全く違って新設計となっています。
フレームはアルミ合金の極太角パイプを使ったツインスパーフレームで"DC-ALBOX"と命名、90度V型2気筒2ストロークエンジンは排気タイミング可変バルブAETCを装備して低回転域と高回転域それぞれのパワーを両立させています。
公道にレーサーまがいのバイクRG250ガンマを放ったスズキでしたが、NSRの進化に対抗するためには全く新しい設計のバイクが必要になり、そうして誕生したのがRGV250ガンマでした。
車体が新しくなったので、メンテナンス性も随分変わっています。
まず、前後シートを外し、シートカウルは取ってしまいます。付けたままでも作業出来なくはないですが、突起を折ってしまったり割ったりしてしまうと大変なので、外したほうが無難です。
幸いネジの頭が六角になっているので、こんな工具を使っています。
クランプが緩められたらエアクリーナーボックスを少し後方にずらすとキャブレターから外れます。ボックスの底にもドレンホースがつながっているので抜きます。これでエアクリーナーボックスの取り外し完了です。
・フレームに固定されているアイドリング回転調整ノブのブラケットを外す
・キャブレターからチョークワイヤーを抜く
・ジャンクションボックスを開けてスロットルワイヤーを外す
・インテークパイプのクランプを緩める
・キャブレターをインテークパイプから抜く
・ドレンホースを抜く
これで取り外し完了です。
作業に難しいところはひとつも無いので、初めてでも難なくこなせる内容ですよね。
これでもキャブレターの調整をカットアンドトライでやっていたときは、めんどくさいなー、と思っていましたが、RG250ガンマと比べたらそんな贅沢言ってられません(汗)
ちなみに、RG250ガンマでめんどくささの原因のひとつになっているオイルタンクですが、Vガンマはシート後部についているので全くさわる必要ないです。
排気バルブの動きが渋くなり、モーターに負荷が掛かったのかも…
慌てておたふくカバーを穴あきの物に付け替え、新しいサーボモーターをヤフオクで入手し取り付け、事なきを得ました(^^;
以前のページで、VJ21Aのキャブメンテがありましたが、フロートチャンバーが左右逆に組まれているようで気になりました。チャンバーの底に1-1Rは、向かって左、1-2Rは同じく右です。車体に取り付けてドレンボルトが左は左、右は右にネジが見えるように組むようになります。1度、確認してみてください。では、失礼します。
排気バルブ、スス混じりのスラッジが溜まるとけっこう動きが重くなるんですよね。
以前持ってた黒のK型が、いつもスイッチONの時のセルフクリーニングのときに力尽きそうに動いていました。
まずは替え部品で復旧したようでよかったですね。
コメントありがとうございます。
おぉ、確かに、ドレンスクリューが内向きになっているので変だなとは思っていました。
とは言え、外向きになっていてもガンマの場合はフレームに隠れるので、車載のままでは緩められないし、こういうものか?とか勝手に思ってましたが、ガンマ専用じゃないんだから普通は外向きですよね(汗)
貴重なアドバイスありがとうございます。今度修正します(^^;;