Apple AirPods
いつものように白い紙の箱に入っています。
iPhoneやiPadなどのApple製品のBluetoothをオンにしておくと、ケースのふたをあけたAirPodsを近づけるだけで認識します。すべてのデバイスでiCloudにサインインしていれば、AirPodsのペアリングや設定内容も同期されていました。
ケースにAirPodsを収納するとき、それから、ケースのふたを閉めるとき、強すぎず弱すぎない力で吸着します。これにはマグネットが使われています。
今から30年前、コンピュータの記録媒体は磁気メディアが主流でした。
フロッピィディスクや、ようやく普及してきたハードディスクは磁気でデータを記録するため、強い磁気を発生する磁石はデータを消失させる恐れのある危険なものでした。事務用品には磁石を使ったものがけっこうあったので気をつけていたものです。
現在は、よくよく考えると磁気メディアはほとんどなくなっていますね。
磁気テープ、フロッピィディスク、光磁気ディスクはもはや皆無、ハードディスクも安価になったFlash SSDに置き換わっているため、なんとラップトップPCの筐体にもマグネットが使われていました。液晶パネルを閉じたときに無用に開かないようにするためにマグネットの吸着力を利用するというもので、超薄型の筐体に適した仕掛けですね。
他の磁気媒体というとキャッシュカードやクレジットカードの磁気ストライプが身近ですが、これらもICチップに置き換わっているので、そのうち無くなっていくのかもしれません。
さて、話をAirPodsに戻します。
ただ、カナル型と違って耳をふさがないために外部の音がほぼ普通に聞こえてきます。
カナル型のイヤホンを付けて音楽を聞いていると外部の音がかなり遮断されるため、外出時は接近している人や自動車に気が付かず危険な場合が少なくありません。外部の音が聞こえることは悪いことではないのですが、しかしながら、AirPodsは外部の音が聞こえすぎるようです。
電車の中や交通量の多い道路の近くなど、騒音が激しい場所ではイヤホンからの音が聞きづらくなるほどでした。EarPodsを電車の中などで音楽のリスニング用として使ったことがないので、これは誤算でした。
インイヤー式のAirPodsは耳に軽く引っかける程度の装着となりますので、どうしても不意の脱落が気になります。軽量なので意外に脱落しないようですが、人とぶつかったときや、耳に何かが当たったときなどは脱落のおそれがあります。
耳にフィットしてズレないようにするためのシリコンカバーや、左右を連結して落下しにくくする首掛け式のストラップなどが売られていましたが、充電ケースがこれなので、AirPods本体には一切余分なものは取り付けられません。
欲しいのですがやっぱり脱落が怖いですね。
ひも付けたら意味ないですし(笑)
AirPods本体をトントンと叩くことで操作が可能なんですが、左右それぞれに、Siri呼出、再生/一時停止、次のトラック、前のトラック、の中から1つずつしか割り当てられません。音量調整は本体を操作するかSiriに頼むしかないです。
意外に不便です(-_-;