カタナのキャブレターオーバーホールに着手しました。
オーバーホールと言っても、残念ながら完全オーバーホールではありません。「シロウト手出し無用」の領域は侵さず、未経験の4基分離にはチャレンジして、出来る範囲で最大限のオーバーホールをやりたいと思います。
シート、フレームカバー、フューエルタンク、エアクリーナーボックスを外し、エアチャンバーの固定ボルト2本を外します。エアチャンバーのアウトレットチューブのバンドとインテークパイプのバンドを緩め、エアチャンバーを後方にズラしながら、キャブレターを車体右方向に無理やり引っ張って取り外しました。
スロットルワイヤーを外してキャブレターの取り外し完了。
エンジン側には詰め物をして、しばらくこのままで居てもらいます。
この際、エンジンの背中側をキレイにしたり、アースケーブル交換とかしたいですね。
エンジンから抜き取ったインテークパイプは交換からちょうど9年。エンジン側の硬化やヒビ割れを想定していましたが、意外に全く問題無しでした。
キャブレターはプラスネジやマイナスネジばかりで、しかもけっこう固く締まっていて分解には難儀します。いくつかのネジをナメそうになりながら、インパクトドライバーなどを利用して分解出来ました。
ピストン&ダイヤフラムは汚れはあるものの、問題なし。
今現在、新品は一個あたり17,712円もするので死んでほしくない部品です。
さらに分解していきます。
パイロットスクリュー。2.0回転戻しに設定されていました。
Oリングは交換します。
ファイナルエディションのフロートチャンバーには別部品のドレンブロックがネジ止めされており、漏れ防止のためにOリングがハマっています。Oリングを取り出してみると損傷が認められました。
フロートチャンバーとドレンブロックはASSYで、Oリング単品の部品設定がありません。
フロートを外し、ニードルバルブを取り出します。
ニードルは、やや当たりが確認出来るものの、段付きと言う程でもなく、おそらく大丈夫。かな??
バルブシートはくすんでいますが、フィルターにゴミの付着はありませんでした。Oリングは交換です。
このあと、メインジェット、ニードルジェットまで取り外しました。ほかはジェットドライバー(セットスクリュードライバー)の用意が無かったため、次に持ち越します。