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カテゴリ:音楽・映像( 53 )
森田童子
元シンガーソングライターの森田童子さんが亡くなっていたことが6月12日に報じられました。

僕が森田童子という名を知ったのは、ありがちではありますが、TBS系列で1993年に放送された「高校教師」というドラマの主題歌・挿入歌でとなります。

「高校教師」は、主演が真田広之・桜井幸子、ほか、峰岸徹、持田真樹、京本政樹、赤井英和、渡辺典子、若林志穂、広田玲央名が出演するドラマで、大学の研究室から女子校の教師として異動させられた羽村隆夫(真田)が、不思議な縁で知り合った高校生・二宮繭(桜井)と徐々に心のつながりをもっていくストーリーです。
このドラマ、教師と生徒との恋愛感情、教師による女子生徒への暴行、実の父娘の間の許されない性的関係と共依存、同性愛、愛と死、という非常に重いテーマを扱ったものですが、当時社会現象になるほどのものでした。脚本は野島伸司。

このストーリーで効果的に織り込まれたのが森田童子の楽曲でした。

主題歌は「ぼくたちの失敗」、挿入歌やエンディングには「男のくせに泣いてくれた」「G線上にひとり」「君と淋しい風になる」「ぼくが君の思い出になってあげよう」「君は変わっちゃったネ」が使われました。

独特の世界観がある歌詞で、淋しく、ともすれば陰鬱としたものでしたが、なぜか強く引き込まれてしまうものでした。歌詞にあるような体験をしたことなどもちろん有り得ませんが、それでもなぜか。

※以下、経歴等はネット記事等を参考にしています

学生運動による闘争や血なまぐさい暴力沙汰が世の中を不安定にしていた時代に多感な時期を過ごし、そしてまた、友人の死に影響を受け、歌うことを始めたそうです。

歌詞を聞いていると、日本の歌謡曲に多い甘い恋愛とは程遠い、身悶えするような苦しい愛や別離、そして死というものを感じます。
青春や今日のこの一瞬というものがすべて明るく将来があるものであるという保証など無く、常に終わりや死を意識する、そうせざるを得ないような心情や社会、あるいは、そう思い込むような風潮というものがこの国にあったのかと思いを馳せます。

カーリーヘアとサングラスで表情を隠し、その素顔を見せることは無かったといわれています。ミステリアスな雰囲気の一方で、拙いような、子供のような儚げな歌声のミスマッチが余計に歌詞の世界観を際立たせていたように思います。

1975年のデビューから8年後の1983年の事実上の引退以後は一切音楽会に出ることはなく、一般の女性として生きていたようですが、今年の4月24日に享年65歳でこの世を去ったそうです。

ドラマでのみ知った僕などが偉そうに語れるほど森田童子さんのことを知ってなどいませんが、訃報に触れ、なにか心の一部が少し欠けた感じがしました。

ご冥福をお祈り申し上げます。
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アルバム「A BOY」

by group-a | 2018-06-25 20:35 | 音楽・映像 | Comments(0)
あすなろ三三七拍子
テレビドラマのほうです。

あすなろ三三七拍子、リストラ候補者に挙がっていた中年サラリーマンが社長の命令によって廃部の危機にある大学応援団指導部の団長になって、応援団復活のために奮闘するストーリーです。

出演者は、

藤巻大介-柳葉敏郎
松下沙耶-剛力彩芽
保坂翔-風間俊介
野口健太-大内田悠平
斉藤裕一-反町隆史
山下正人-ほんこん
荒川剛-西田敏行
原智子-森口瑤子
葉月玲奈-高畑充希
江本慎也-塩野瑛久
渡辺啓治-一ノ瀬ワタル
藤巻広子-菊池桃子
藤巻美紀-飯豊まりえ

放送されたのは2014年7月15日~9月9日で全9回、フジテレビです。

このストーリーの舞台となる応援団指導部は、世田谷商科大学と女子大が合併して翌檜大学となったことで衰退がより顕著になり、先代団長の卒業とともに団員不在、廃部の危機にありました。
そこに、OBである荒川社長の命令で派遣されたサラリーマンの藤巻団長、それぞれバラバラな思いで入団した松下・保坂・野口、応援団再建に力を貸すことになったOBで第38代団長・副団長の斉藤・山下を中心に描かれています。
世田商時代の悪しき遺産を潰す任を担った顧問の原、応援団とは協力関係にあるチアリーディング部、音楽活動に専念するために応援活動への参加を拒否した吹奏楽部、ライバルの京学応援団一堂とイヤミな物言いの江本副団長、一筋縄では行かない人間関係に苦悩しながらも乗り越えてゆきます。

大学の応援団という今となっては前世代の文化と言えなくもないようなテーマで、熱血、気合、汗、根性、精神力、家族、友情をキーワードに物語が進行していきますが、心に残る名セリフも多く、笑いあり、涙あり、見た後に爽快な気分になれるなかなかいいドラマだと思います。

視聴率という評価ではかなり苦しく、打ち切りの噂まで一部で流れるほどだったようですが、2話を偶然に帰省中の熊本でカーテレビで見て引き込まれ、1話・3話は見逃したものの4話~最終話まで見て、個人的にはお気に入りのドラマでした。
5回以降は録画データがレコーダーに残っているので何回か見ましたが、やはり1~4話、それも、見ていない1話、3話が見られないことに残念な思いでいました。DVDが発売されれば買おうと思っていたんですけどね、結局DVDは発売されませんでした。

それで最近、何気にネットで検索したところ、FOD(フジテレビ・オン・デマンド)で配信されていることが判りました!
過去作品なので有料会員でなければ見れませんでしたが、即入会(笑)

楽しんで見ています。
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by group-a | 2018-03-12 20:09 | 音楽・映像 | Comments(0)
オートバイと風とあなたと・野田幹子
ここ最近、野田幹子さんのこと急に思い出したのは何か虫の知らせだったのでしょうか?

なわけないか(笑)

先日、2月7日に野田幹子さんのCBSソニー/Sony Records時代全アルバムのデジタル配信が開始されたそうです。知りませんでした。いまmoraをはじめ、iTunes Store、Amazonでも配信されています。

野田幹子さんの楽曲を、野田幹子さん、と認識して初めて聞いたのは1990年の秋頃で、同年8月に発売された「ヴァカンス・ヴァカンス」というアルバムでした。
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このジャケット写真が気になって「ジャケ買い」でなく、アルバイトしていたレンタルショップで「ジャケ借り」したのが出会いでした。カセットテープに録音して聴いていましたが、すぐに気に入ってCDも買ってしまいました。
とにかく声が良かった。

野田幹子さんのデビュー曲「太陽・神様・少年」という歌はミノルタのカメラのCMで使われていたので、聞いたら思い出すかもしれません。

1987年デビューの女性ミュージシャンに、野田幹子さん、谷村有美さん、そして、今井優子さんがいますが、みなさん美声で、「○○ボイス」という形容が付けられていました。それぞれ「ベルベット・ボイス」「クリスタル・ボイス」「シルキー・ボイス」です。
30年も前の話ですが、時代ですね~

さて、今日の記事のタイトルですが、CUTEというアルバムに収録された曲です。
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「オートバイと風とあなたと」

軽快で躍動感と疾走感のあるイントロから始まるこの曲は、彼氏に誘われて不意にバイクのリヤシートに乗ることになった女性が、最初は戸惑いながらも、その気持ちよさの虜になってしまった様子が綴られています。それまでの服装も休日の過ごし方も大きく変わり、価値観までもが変わってしまう。都会での暮らしから、大自然の中に飛び出していくバイクの素晴らしさを歌っています。オートバイというものをここまで賞賛する内容の楽曲も希少かも知れません。(知らないだけでたくさんあるのかもしれませんが)

このアルバム「CUTE」は全体的に明るく軽やかで爽快、時にしっとりメロウな曲で構成され、これから明るく暖かくなる季節に聴いてピッタリです。
個人的には、1.「駆けてみよう」、6.「オートバイと風とあなたと」、9.「My Brand-new Days」、12.「Sunsetはまあるい気持ち」なんかが好きです。

古いアルバムですが、配信開始されたこの機会にいかがでしょうか?
by group-a | 2018-02-19 23:35 | 音楽・映像 | Comments(0)
山下達郎「Season's Greetings」
クリスマスについて考えるのこころだ~

平成29年も12月になりましたね。
天皇陛下の譲位と、再来年の改元が決まったので、あえて平成年号で書いてみました。

12月といえば、日に日に本格的な冬に入っていく寒さ、年の瀬のなんとなくせわしない気分、そんな中、人によって感じ方も違うクリスマスムード。

以前に比べると、世間のクリスマスムードや、クリスマスに乗っかった騒ぎもずいぶんと落ち着いた気がします。それこそバブル景気の時期は、高級ホテルの部屋とレストランを予約して、恋人と夜景とディナーを楽しみ、一夜を過ごす、そういうことが当然のような風潮で、いっしょに過ごす人が居ない者は肩身の狭い思いをしていたような。
そもそもクリスチャンでもないのに誰もかれもクリスマスを楽しむ。聖なる夜とは異次元の、年間一大イベントとして考えられていた、日本人とは面白いものです。今じゃ恵方巻やハロウィンなんかも加わって、バラクーダの日本全国酒飲み音頭よろしく、年がら年中何かのイベントで盛り上がれる、世界一幸せな種族かもしれません(笑)

さてさて、今日はクリスマスの宗教的意味とかそういう難しい話は置いておいて、日本でのクリスマスについて、一枚のアルバムにちなんで考えてみました。

山下達郎さんの「Season's Greetings」
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山下達郎さんといえばなんてったって「クリスマス・イブ」
深津絵里さんや牧瀬里穂さんが出ていたクリスマス・エクスプレスのCMが懐かしく、そこから日本のクリスマスには欠かせない大ヒット曲になりました。
このアルバムにもクリスマス・イブの英語歌詞バージョンが収録されています。

山下達郎さん・竹内まりやさん夫妻は夫婦でクリスマスソングをいくつも歌っていて、いろんなシーンでその歌声が聞こえてきますよね。イヤミなほど(笑)にクリスマス乗っかりですが、でもやっぱり、いい歌は雑念抜きにしていいもんです。

このアルバムは全曲英語歌詞で、クリスマスキャロルやクリスマスにちなんだ曲が山下達郎の素晴らしいボーカルで歌い上げられています。

このアルバムを通して聴いていて感じるのは、クリスマスの歌はどの曲も心がじんわりと温かくなってくる、人の温もりが恋しくなる、優しい気持ちになる、っていうことです。
この殺伐とした世の中で、それでも忘れてはいけない気持ち、大事なことを思い出させてくれる気がします。

恋人がいるとかいないとか、クリスマスに予定があるとかないとか、そういうことにとらわれるのではなく、心穏やかに心に微笑みをもって、街の風景や人々の行き来を眺めて何かを感じるのも良いものです。

ところで、クリスマス・イブの風物詩、某フライドチキン(笑)

過去にこんな非売品CDが配布されました。山下達郎さんと竹内まりやさんのクリスマスソングが4曲収録されたミニアルバムです。

ク~リスマスが今年もやってくる~、悲しかった出来事を消し去るように~
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by group-a | 2017-12-02 20:05 | 音楽・映像 | Comments(0)
竹内まりや「リクエスト」
はじめて聴いた時から、常にそばにいる存在。

前回から少し間が開きましたが、愛聴盤シリーズです。

ナイアガラ、大滝詠一さん、山下達郎さん、といったある括り(そんなのあるのかな?)のアルバムの "30th Anniversary Edition" シリーズとして今回、竹内まりやさんの「リクエスト」が発売になりました。
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初回発売は1987年8月12日、30cm LPレコード、CD、カセットテープの3メディアでリリースされました。

収録曲でまず目立つのは、竹内まりやさんが当時のアイドル歌手に提供した名曲のセルフカバーです。

河合奈保子さんの「けんかをやめて」、薬師丸ひろ子さんの「元気を出して」、中山美穂さんの「色・ホワイトブレンド」で、これらは今でも色あせない名曲中の名曲だと思います。
それから、中森明菜さんに提供した曲があり、「OH NO, OH YES!」「駅」の2曲が収録されていますが、これらは中森明菜さんの10枚目のオリジナルアルバム「CRIMSON」に収録されたもので、隠れた名曲といった感じでしょうか。

ほかはオリジナル曲の「恋の嵐」「消息」「夢の続き」と、アニメーション映画「時空(とき)の旅人」の主題歌、エンディング曲として提供した「時空(とき)の旅人」「TEKO'S THEME」で構成されています。

今回の30周年記念盤では、シングルバージョン、「時空の旅人」の原曲、カラオケがボーナス・トラックとして追加収録されています。

ジャケット写真のまりやさんも若いですね!
その分、僕自身も当時に比べてかなり老いているわけですが(笑)

このアルバムも学生時代にアルバイト勤めしていたレンタルショップで聴き、自分でもカセットテープにダビングして何度も繰り返し聴いて、そのあとCDを買ってずっと愛聴し続けています。

全体がややベスト盤的な色というのもあって、テーマ性というよりも、どのトラックを聴いてもまた頭に巻き戻して聴きたくなる、そんなアルバムでした。

今回ボーナス・トラックに収録された「時空の旅人」のオリジナル曲「Good bye」もまた英語歌詞です。「時空の旅人」の英語歌詞は、まりやさんの歌声ではとても聞き取りやすく、英語として入ってきて聴ける曲になりました。歌詞の内容が異なっているので、これから聴き込んでいきたいと思います。
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by group-a | 2017-11-22 07:54 | 音楽・映像 | Comments(2)
海は地球の表面積の70%を占めます。

水の惑星地球の豊かな自然は海の恵みであることは言うまでもありませんね。

幾多の楽曲がこの海をうたっていることからもわかるように、人々の営みもまた海を舞台に繰り広げられ、海への憧憬が普遍のものであることは間違いないでしょう。

さて、そのものズバリ「海」というタイトルのついた曲でよく知られているもののひとつに、サザンオールスターズの曲があります。

サザンオールスターズが1984年に発表した7枚目のアルバム「人気者で行こう」に収録されています。
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サザンのアルバムのなかでこの「人気者で行こう」が一番好きなんですよね、全体的に。
そして中でも7曲目の「海」は、初めてこのアルバムを聴いた時から心を惹かれました。

夏の海は、ギラギラした夏、エネルギッシュな夏、賑やかで活動的な夏、というイメージの一方、夏の夕暮れの海や、秋の気配が近づいてきた晩夏の海は、ちょっとロマンチックな感じになりますよね。

サザンの「海」は、個人的なイメージではそういうロマンチックな心情によくマッチした佳曲だと思います。

さて、実は僕も知らなかったことですが、この曲はもともとはジューシィ・フルーツに提供した曲でシングルB面に収録され、後にサザンがセルフカバーしたものだそうです。

そしてさらに後に、芳本美代子がカバーして1990年にシングルA面で発表しました。
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8cm CD テイチクレコード TEDA-6

この曲、1990年当時にコンビニ(確か、当時のSPAR)の店内で聴き憶えのある歌詞が女性のボーカルで聞こえてきたので「あれ?」って。当時は今のようにネットで情報を手軽に入手することが出来なかったので誰の歌か判らずじまいでしたが、後に検索で調べて芳本美代子さんの歌であることが判りました。

桑田佳祐の歌唱をそのまま女性が歌うというのはだいぶ難しいものがあり、聴いてみるとやはり、う~んと思う部分はそこかしこにあります。特に "Oh~Oh” の部分はオリジナルままでなくとも、もちょっと歌いやすい表現に置き換えても良かったんじゃないかと思います。
桑田佳祐が歌うと普通に入ってきますが、実はそれこそが非常に難しいものだということを実感します。特に自分で歌うと(笑)

ですが、芳本美代子バージョンの仕立てはこれはこれでとても良い出来で、編曲が素晴らしいです。サザンバージョンとどっちが良いか?って聞かれると、どっちとも決められないほどのレベルです。と思ってます。
ただ、芳本バージョンのオケで桑田佳祐が歌うとそれはちょっとナイかなと思えるので、女性ボーカルに合うようにつくられたものであることは間違いないでしょう。

夏の終わり頃って、なんだか淋しいような切ないような、暑い暑いと不平を言っていたのに終わるのが惜しい気持ちってありませんか?
そして、遠い過去の思い出も、やっぱり、楽しいことがあった夏のことがよく思い出されるものです。
そんな夏の思いに浸りたいときに聴きたい一曲です。

芳本美代子の「海」はベスト盤CDで収録されたものがあるようですので、聴きたい方はそちらをご利用くださいね。
by group-a | 2017-04-24 23:08 | 音楽・映像 | Comments(0)
浜田省吾「Sand Castle」
愛聴盤、というのはほんとうに良いものですね。

少ない小遣いのなかからレコードを買うというのはなかなか困難なもので、1980年代後半のアナログ盤全盛期、17cmシングルレコードが700円、30cmアルバムレコードが2800円、というのが一般的な価格でした。
当時のアイドル歌手などは年に何度も新曲を発表し、アルバムレコードの発売もけっこうな頻度でしたので、シングル盤を買うだけでもかなりの財力を失ったものです。

アルバイトをしてそれなりのお金を持つようになりCDも普及してきたあたりから、レンタルCDをカセットテープにダビングして多くのアルバムを楽しむようになって、そしてさらに、好きなミュージシャンのアルバムCDを購入するようになりました。
僕らの世代にとってレンタルCD(貸しレコード)とカセットテープはとてもありがたい存在でしたね。

さて、そんな流れで聴いてきたアルバムの中には、カセットテープ、CD、MD、電子媒体と聴き方が移り変わっても変わらずに聴き続けている作品がいくつかあります。

今回は僕の中の代表的存在、浜田省吾さんの「Sand Castle」です。
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1983年12月1日発売、2ndアルバムの「LOVE TRAIN」以後に収録されたバラード曲のセルフカバーで、すべての曲をアレンジし直し再レコーディングした作品集となっています。

収録曲は、

1. 君に会うまでは
2. 君の微笑
3. 散歩道
4. いつわりの日々
5. 愛という名のもとに
6. 朝のシルエット
7. 丘の上の愛
8. 片想い
9. 陽のあたる場所
10. 愛しい人へ

この10曲です。

もとの曲を愛していた人にとって、編曲も歌唱も、歌い方も変えた曲というのは抵抗があることも多いですが、僕の場合は「Sand Castle」から入ったので、逆にこちらのほうが基準になっています。

サウンドは全曲通してエコーが強めにかかった、ストリングサウンドを基調にした透明感のあるアレンジで、ボーカルも落ち着いた大人の雰囲気となっています。

選曲の世界観は20代の男女の恋愛。(※)

愛し合う初々しい二人、時にはぶつかりながらも愛を育み、でもいつしか心がすれ違うようになり、そして訪れた別れ、別れの淋しさから他の異性に愛を求めてしまう弱い心、遠くから見つめ続ける愛、叶わぬ恋に胸を焦がす片想い、と、愛し愛されることの喜びだけでなく、変わってしまった二人の関係と同じく変わってしまった愛の形をも表現し、全体に渡って「純愛」が感じられます。

浜田省吾の純愛ラブバラードとして定番の曲が並んでいますし、曲の並びにもドラマ性がありますので、1曲目から最後まで飛ばすことなく浸りたい一枚ですが、中でも個人的に好きなのが「丘の上の愛」、「片想い」、「愛しい人へ」です。
アルバム「Illumination」に収録された「片想い」は、昔、ラジオのリクエスト番組、リクエストコーナーでかなりかかりましたから、恋に胸焦がす当時の男女に大きな支持を受けていたに違いありません。

遠い過去の、純粋だった恋心を思い出して甘酸っぱくも切ない記憶に浸りたいときにお勧めの一枚です。

※"SHOGO HAMADA OFFICIAL WEB SITE" DISCOGRAPHY - ALBUM "Edge Of The Knife"の解説より

蛇足ですが、ハマショーのアルバムでほかに好きなのは、、、

 君が人生の時…
 Promised Land ~約束の地~
 メインストリート
 J.BOY
 Club Surf & Snowbound
 Edge Of The Knife

このようなところです。J.BOYもかなり聴いたなぁ。。。
by group-a | 2017-01-31 21:29 | 音楽・映像 | Comments(0)
今井美樹「femme」
秋に聴きたくなるアルバム。今井美樹さんのファーストアルバム、femme(ファム)

いや、秋にかぎらず年じゅう聴いています。

今井美樹さん、モデル、女優デビューを経て、1986年「黄昏のモノローグ」で歌手デビュー。以後、シングル、アルバムを次々に発表してゆき、歌手としてのポジションも確固たるものになっていきました。
デビューシングル曲を収録したアルバムが1986年12月5日に発売された「femme(ファム)」です。

今井美樹さんというと、歌手としては当初はややアイドル路線だったと思いますが、そんなデビューアルバムもポップな感じで、後に自身で作詞を手掛けるようにはなりますがこの頃はまだまだ楽曲作家の提供を受けておりました。

今井美樹 1stアルバム femme
1. 頬に風
2. Your Own
3. 悲しい週末
4. オレンジの河
5. 黄昏のモノローグ
6. 濡れていた瞳
7. オフの恋心
8. ひなたでピルエット
9. American Breakfast トキメキ添え
10. 切なさの向こう側

全体として「秋」をイメージした楽曲で構成されています。

1曲目の「頬に風」。
秋晴れの爽やかな日差しの下、恋のウキウキ気分で何気ない街の風景すべてが違って見える、という内容。爽やかで明るいアレンジで軽く歌い上げていて、2曲目の「Your Own」に素直につながっていきます。
3曲目以降、黄昏気分になっていきます。
ゆったりした「悲しい週末」から一転、アップテンポな「オレンジの河」で盛り上がり、さらに「黄昏のモノローグ」で黄昏きったと思ったら、「濡れていた瞳」で揺さぶられ、感極まります。
この中で最も好きなのが「黄昏のモノローグ」。いや、「濡れていた瞳」、、、いやいや、「オレンジの河」、、、う~~ん選べない。。。

そして次ですが・・・

7曲目の「オフの恋心」。
なんとも不思議な曲であります。作詞は来生えつこさん。
情景を描写することばが綴られた歌詞には心情を直接言い表すことばは少なく、だけれども、その情景が主人公の心をあらわしている。歌詞の世界観を想像していくうちに不思議な感覚となり、ふんわりしたメロディと相まって実に心地よいです。出来ることならこの曲の風景の中に自分自身の身を置いてみたい、と思うほどです。
そんな不思議歌詞の「オフの恋心」、残念なことに私、何十年も聴き続けているのにこのタイトルの意味がいまだに解っていません・・・

8曲目、「ひなたでピルエット」。
ピルエットとはバレエの踊りの技の名前。「オフの恋心」でとろけきったところに追い打ちをかけるスローテンポでホンワカした曲。聴いているうちに、ひなたでピルエットならぬ、ひなたでうたた寝してしまいます。曲の最後がオルゴールの音なのでなおさら。

だからといって寝ている場合ではなくって、夢見心地のまどろみからフェードインで入ってきて一気に弾けるポップでコミカルな「American Breakfast トキメキ添え」。そしてラストは「切なさの向こう側」でしっとりと締めくくります。

レコードの売り上げという点では、レコード大賞優秀アルバム賞を受賞した2ndアルバム「elfin」、3rdアルバム「Bewith」と比べると印象が薄いかもしれませんが、私にとってはこれからもずっと大切にしたいアルバムの一つです。
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by group-a | 2016-08-26 14:32 | 音楽・映像 | Comments(4)
柏原芳恵「夢模様」
実は中学・高校の頃、柏原芳恵さんのファンでした。

だなんて意味ありげに告白するほどのことではありませんが(笑)

ヒットした7thシングル「ハローグッバイ」以降のシングルレコードを「貸しレコード屋」で借りてきてテープに録音したりして聴いていました。中学卒業の時に出たのが「春なのに」です。

カバー曲の「あの場所から」や、谷村新司さん提供の「花梨」なんかも好きですが、1983年に発表された「夏模様」は個人的にかなり衝撃的な曲でした。
情景が浮かぶような切ない夏を詠った歌詞、アイドル歌手の歌とは思えないほどのフラれ歌。切ない夏の失恋というテーマと、イントロから泣かせるメロディは今でも色あせません。

そんな佳曲をあえて収録せず、「夏模様」と共通のテーマを以って名づけられたアルバムの名前が「夢模様」。1983年7月30日の発売です。
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この名盤のレビューはネット上にもあまり見られませんが、思いつくまま書いてみます。

収録曲は、

A面
1. 黄昏通り
2. 目覚めると…
3. 約束
4. 思案のスクリーン
5. ふたたび~See you again

B面
1. 夏のたった今
2. 坂道
3. 逃げないで
4. 夕凪海岸
5. 銀河鉄道

この10曲です。

A面に針を落とすと、まず、「もしもし…」の声が流れてきます。想いを寄せているボーイフレンドとの電話での会話が芳恵ちゃんのモノローグで始まります。恋に胸を震わせる少女はやっぱり手紙か電話です。メールやLINEじゃ情緒がありません。
第1曲目の「黄昏通り」からもう早、“届かぬ恋心”、“実らぬ恋”、“終わった恋”、の曲が続きますが、曲のトーンは3曲目の「約束」で少し明るめになります。

次の4曲目「思案のスクリーン」でまた沈みますが、この曲、個人的にはこのアルバムで最高にドラマチックで心が震える名曲だと思っています。
短い夏のあいだに終わった恋をボサノバ調で切なく歌い上げるメロディー。夏の海の砂浜の賑わいをかき消す突然の雨、その中の出会い。そんな情景だけでなく、波と雨の音、その匂いまで感じられそうです。

少し大げさなぐらい曲調が盛り上がる「ふたたび~See you again」と続き、A面が幕を下ろします。

裏返してB面に針を落とすと、これまでの、そして以後のどの曲とも趣が違う変化球「夏のたった今」が始まります。この曲、作詞作曲が田所純一郎となっていますが、井上陽水さんの別名で、楽曲提供時に何度かこの名前を使ったようです。
B面1曲目であれっ?って思いますが、2曲目ですぐに元に戻る夢模様ワールドの中で、今にして思えばなかなかいいスパイスになっているなと思います。

2曲目「坂道」はシングル「夏模様」のB面収録曲で、これがまたいい。
夕方、夕日が沈む海(意訳)、学校からの(意訳)帰り道、坂道、この鉄板とも言えるノスタルジック感満載の情景で泣けないわけがないです。
3曲目「逃げないで」と4曲目「夕凪海岸」も同じ雰囲気の曲で、「坂道」から3部作を構成します。

そして「夢模様」もいよいよラスト「銀河鉄道」。ふたりを乗せた最終電車をふたりだけの世界に連れ去っていく銀河鉄道に例えています。これまでの曲ではなかなか恋人になれなかった二人でしたが、ここではどうやら恋仲になれたようです。歌詞も、後半、終盤と進むにつれて明るい内容になっていきます。にもかかわらず曲調は凄まじく暗く、沈みきった気分でこのアルバムを聴き終えることになります。

凡そアルバムというものは収録される曲が幾つかのテーマを構成するので、通しで順序どおりに聴くのがベストですが、アナログだったレコードやカセットテープから、CD、電子媒体となるにつれ、美味しい曲を選び聴きするのが簡単になって「アルバム」自体を鑑賞することが減ってきました。
アルバムとは、やはり全体を楽しむものだということを改めて感じさせます。

「夢模様」は限定発売のCD-BOXに収録されたもの以外、単品アルバムCDが発売されたことはありませんが、今はiTunes StoreやAmazon MP3の楽曲配信で購入できるみたいですね。

ところで、LPレコードにはいっていた歌詞カードの写真がとっても健康的で、そしてセクシーです!
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by group-a | 2016-08-05 22:10 | 音楽・映像 | Comments(2)
ラジオ
FMラジオをよく聴くようになって10数年が経ちます。

もともと中学・高校の頃からAMラジオはよく聴いていました。

主に受験勉強の気分転換に夜のトーク番組を聴いていましたが、2時間、3時間ある番組の一部だけを聴いても精神衛生上好ましくないという理由から、初めから終わりまで、そしてその後の番組まで聴いてスッキリしていましたので、むしろラジオに集中していて勉強に身は入っておりませんでした。

さてFMラジオですが、僕がいま聴いているのはTOKYO FMの番組ばかりです。
以前は土曜日と日曜日の番組を朝から夕方までみっちり聴いていましたが、好きだった番組やパーソナリティが次々に終了・降板していったので土日の聴取はめっきり少なくなりました。
バイクで出かけるようになったのも土日にあまり聴かなくなった大きな理由なんですが。。。

ということで最近は平日の朝、通勤時間にスマートフォンにインストールしたアプリradikoで朝の番組を聴いています。入院中なんかは朝の6時から午前中の間はラジオ三昧でしたよ。

パーソナリティの会話に電車の中で思わず吹き出しそうになったりして、ストレスの多い通勤にはもってこいです。

そして、朝の情報番組とは言ってもそこはFMラジオの番組。音楽もしっかりオンエアされます。
最近の歌にはすっかり取り残されたオジン(死語)でございますが、時々、とっても良い(好きな)曲に出会います。
そんな時はradikoでオンエア曲をチェック!iTunes StoreやAmazonなどで詳しく調べて、場合によっては楽曲購入します。

入院中も何曲も買いましたが、昨日買ったのは、Aaliyah(アリーヤ)のAt Your Bestという曲。
メロウなスローバラードで、聴いていてとっても心地よいメロディですが、Aaliyahは22歳の若さで事故死してしまったようです。

「何日も浸っていたい、そんな気がしています。」という気分。

リンクはしませんがYouTubeなどでフルコーラス聴くことが出来るようです。

ラジオで音楽を聴くことのいいところは自分の趣味の範囲だけでなく新しい発見も得られるというところだと思います。

けれど、最近のラジオ業界は危機的な状況だそうです。

首都圏の放送局はまだいいですが、地方の局は深刻な資金難で、番組の予算、出演者のギャラも困窮を極めているという記事を見ました。
テレビでさえ安泰とは言えない時代にラジオがどう生き残っていくのか、この厳しい状況を乗り越えてほしいと心から思います。
by group-a | 2014-11-01 19:07 | 音楽・映像 | Comments(9)